賞状、表彰状、感謝状等を書くための小筆の解説をします。中本白洲

2015年07月24日　
[フォントについて][毛筆の書き方]

賞状について

今回は賞状を揮毫する時の小筆について今回は解説します。
順次これから原稿は更新、説明追加して内容ある、賞状揮毫の解説書にしていきますので定期的に、ご覧ください

この賞状は、NSK白洲賞状書体W２で作成しました。(株)日本書技研究所では賞状作成サービスをしています。
この賞状は中本白洲が賞状を書くときの書風で約９０００文字を揮毫して、賞状専用フォントを作り、その賞状フォントで作成したものです。

賞状とは優れた成績を収めた人や功労実績あった人に対して、それをほめたたえる言葉を、書き記して与え贈られる書状ですが最近は、手軽に手持ちの毛筆フォントなどを使い賞状作成が可能なため、WEB上にもいろんな作成サンプルがあり、中には賞状として関心出来ない揮毫見本を目にすることがあります。
賞状は日本の文化の中で生まれた、原理原則というか書き方のマナーがあります。ここでは賞状の書き方の原理原則について順次紹介してい行きます

今回は用具の『小筆』ついて解説します。

『小筆』

賞状を書くときには筆のよしあしで出来上がりに大きく影響します。
しっかり吟味して良い筆を選ぶことが重要です。
筆を購入する時は、普通の文具店で買うのではなく書道用品の専門店で購入ください。
私は長年賞状の揮毫をしてきましたが、以前は唐筆が手ごろな価格で購入できましたので、下記に様な唐筆をもっぱら使っていました

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金鼎牌　双料写巻

九紫一分羊兎９割、羊の毛一割で、腰が強く、早いすピードで揮毫が出来る

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選毫円健

しかし唐筆の欠点は　日本製と比べて、筆の穂先の痛みが早く賞状を10枚前後揮毫すると穂先が切れる感じです。
小筆は特の手入れが非常に大切で「上手に手入れ」されると書きやすさが持続します。
筆の手入れですがつづけて書いていますと、ほぐした穂先のもとの方がだんだん乾いて固まり、おろし方が足りない状態になりやすくなります。
その時は穂先を水にちょっとつけて、硯の陸に水を２から３滴たらして、そこに穂先をつけて穂先を洗うような気持ちで筆をほぐし半紙で軽く吸い取る作業を２から３回繰り返し穂先の形を整えて乾かします。
唐筆は洗いすぎない。小筆は洗いすぎると根元を固めた糊がとけで、筆がしまらない状態になり次回書くときに大変書きずらくなりますので注意ください。

日本製の小筆は、唐筆に比べると２倍強の価格になりますが　国産の筆は穂先の持ちがよく国産品の方が、4倍５倍と長く利用が出来ます。
特に最近は、唐筆も価格が上がり、品質的に考えると１本 2,000円前後の国産品の,小筆の方が割安感です。
書き味は、それぞれ微妙な違いがありますがどちらも、筆の特性を理解しながら、技でカバーしてください。
最近、私はもっぱら、日本製の『神品　一条』筆を使っています。

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以上簡単に『筆』のお話をしました。

下記は、便利な賞状、感謝状、表彰状がどなたでも簡単に出来る、便利なソフトのお話です。

賞状には、形式としては紙の方向と文字の配置によって『横型縦書き』や『縦型横書き』などの賞状があります

ここでは縦書き揮毫作成見本を紹介します。
NSK白洲賞状書体で、賞状作成の作成マナーにのっとって作成したものを紹介します。
下記『賞状見本』中本白洲が約9000文字を揮毫して自らの手で一字一字、スキャナーで入力して『賞状専用フォント』として商品化したものです。
『私が約１０年かけ、こだわって制作した、賞状専用の毛筆フォント』はご覧のように、書状作成サービスをしているプロの印刷屋さんも、このフォント作成すると、手書きですか！と間違えるほどの品質です。