賞状の書き方 書き方の要領(ポイント)
2015年07月25日
[フォントについて][毛筆の書き方]
別のブログで、賞状の割付けを説明しましたが、ここでは賞状を書くときの要領、文章の書き方について説明します。
■ 表題
表題は賞状の主題です。賞状本文の1.5~1.7倍くらいに大きくしっかりと書いてください。
大切なのは、表題が賞状ならば、本文(主文)のおわりは、「賞する」「賞します」とします。
感謝状ならば 、「感謝を表する」「感謝の意を表します」となり表彰状ならば、「表彰する」「表彰します」と表現して表題と主文の内容とは対になります。
■ 受者名
- 1)字の大きさですが、表題より小さく、主文より大きく書きます。
- 2)受者の肩書等は、受者名より小さく書きます。
- 3)表題と主文のとの中間に書き、行間を十分取り、表題より下げて、主文の下限より1字か、半字文上にあげて、収まるように配字します。
■ 受者名の敬称は
感謝状の場合は感謝の意を表すものであり、受者名に「殿」などの敬称をつけるが表彰状、賞状は組織の上位の者など(官庁であれば 任命権者である大臣)が表彰するので敬称はつけないのが原則ですが、最近は官庁、民間を問わず表彰状、賞状にも「殿」「様」と敬称をつけるのが一般的になりました。
ただし、卒業証書、認定書、各種免許証は原則として、敬称はつけない。
■ 本文(主文)
主文の文字の大きさは、受者名、贈者名より小さく、年月日より大きく書きます。
主文の書き出しは、改行の場合も一字下げないで書く。
句読点は原則として用いない。
漢字は大きくひらがなは、漢字より一回り小さく書く、一行の字数は同じ行でも、同一にする必要はありません。漢字ばかりの行、かなの多いい行ではおのずと変わります。
一つの語句が2行にわかれない様に配字します。
「は・へ・を」の助動詞が行頭に来ない様に配字する。
よっては出来る限り行頭に配字する。
最後の行の、末尾は少し余白があるように配字する。
■ 年月日
文字の大きさは(全体の中で一番小さく)主文より一字文下げて書き始める。
日付は、行事、式典、大会などの、年月日をかき入れるのが原則。
年月日の表記は、数字の位を表す「十」をつけて平成二十七年八月十八日のように書く。
■ 故人の表彰の場合
49日の喪が明けた、日付けで、記入するのが一般的。
日付は、行事、式典、大会などの時は、年月日をかき入れるのが原則。
■ 贈者名
文字の大きさは、主文より大きく書く、しかし受者名よりは小さく書く(受者に敬意)。
贈者の会社名、組織名などはやや小さめに書く。
贈者の肩書は贈者名の真上に贈者名より小さく書く。
贈者名の下方に組織印や会社印とか社長印を押しますのでその分スペースを空けておく必要がある。
氏名の下に印を重ねて押すか、離して押すか、その分明けて揮毫する。
贈者のかきはじめの高さは、受者より、謙遜して低い位置から書くことに注意したい。
■ 賞状は左から書きます
賞状揮毫は書いた文字を袖などで、汚さない様に左から、右に書きます。そのため、「割り振り」でしっかり本文を作り、脱字の無いように(途中から文字を追加はできません。)作っておく必要があります。「割り振り」は設計図のようなものです
■ 賞状作成のご用命は、(株)日本書技研究所に相談ください
以下の対応があります。
1)手書きによる作成賞状
2)電子筆耕で作成する方法
(株)日本書技研究所の特長は、揮毫の文字品質が優れていることです。
電子筆耕サービスも、業界でいち早く、賞状専用フォントを開発。
賞状を揮毫する時の書風で賞状専用の白洲書状書体フォントを開発しました。
この賞状専用フォントで賞状を作りますので、一見、手書きで書いたものか、判断出来ないほどの賞状が出来ます。
****一言メーセージ****
その後 業界では、パソコンの普及とともに、電子筆耕やデジタル印刷といった言葉で、同様のパソコンによる賞状作成サービスが数社あらわれましたが、後発のこのサービスは、いわゆる世に出回っている、「毛筆楷書体」フォントを使って同様のサービスを始めています。
先に述べましたように賞状様に作られたフォントでなく、ただ楷書体毛筆フォントのため、いかにも機械的にプリント印刷した感は、免れない品質です。
弊社の電子筆耕作品と比較してみてください。
悲しいことに、多くの方は、この文字の品質差に気が付いてない方が大半です。
賢いお客様の中には、時々、品質差に気が付き、弊社の電子筆耕筆耕による、賞状作成サービスに、駆け込まれるお客様がおられますが利用戴いたお客様から、この品質の良さにに感動のお礼のお言葉をよく戴きます。
(賞状はただ美しい書体、字形で揮毫するのではなく賞状に向いた、賞状文化独特の安定感のある楷書体で書くことが望ましく、見た目にも賞状らしいのです。
賞状フォントで印字しました
NSK白洲賞状書体で作成しました 優秀賞
NSK白洲賞状書体で作成しました 修了証
NSK白洲賞状書体で作成しました 修了証書
NSK白洲賞状書体で作成しました 表彰状
株式会社日本書技研究所では、上記のような賞状をお作りします。
立派な、格調高い賞状は、受賞者にも受賞そのことにもさることながら、格調 ある賞状にも感動を与えます。
賞状発行のお立場の、皆様は賞状を贈呈して喜ばれる、品質の賞状でなければなりません。
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