書体の変遷を簡単に述べると
甲骨文⇒ 篆書⇒ 隷書⇒ 草書⇒ 行書⇒ 楷書
の順で漢字が生まれました。歴史的に隷書体までは、活字の様に
真横に文字の表現がされていましたが、草書体の発生とともに、右手で早く書く必然性から、
右上がりに書くという文字構造が生まれました。
その後、行書体、楷書体と変遷しながら
楷書体は唐時代に欧陽詢・虞世南・褚遂良の3筆の登場により、
ほぼ究極の美を備えた楷書表現が完成されました。
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九成宮醴泉銘 ( きゅうせいきゅうれいせんめい)の紹介
それから、約1000年後に、印刷技術の発明により、今日の活字が生まれ
現代では、印刷物やパソコンの普及により、活字が楷書の典型であるかのように
誤解が生じています。(現代の社会問題です)
正しい文字が書ける日本人がいなくなります。
活字は正方形の中に文字をひずませて四隅一杯にデザインされたものです。
毎日この様なヒズマセている文字を繰り返しい見ていると、
文字は活字の様に書くのが
正しいと、感違いのまま子供達は大人になります、
すでに、お箸は筆を持つと、外国人のよな日本が増えてきました。
![2014-10-30-35](http://nakamotohakusyu.com/wp-content/uploads/2014/10/2014-10-30-35.jpg)
今の日本人は、右側活字が正規の楷書体と思い 緊張して美しい文字を書くときは、横線は真横が美しいと 勘違いする世代が生じています。 この現象は美しい文字触れる機会のない環境にいる、人達にはやむを得ないことですね! 活字しか見たことのない世代は当然の現象です。 本当の日本人がいなくなりそうです。 悲しいことです 。
書道教室で小学生を100名弱指導していますが、100%子供たちは、ちょっと油断すると
真横に線を引きます。一人の子供に500回も600回も軽い右上がりに書きなさいと
口を酸っぱく、繰り返し指導しますが、すぐに真横に書こうとします。
これは活字の影響でしょう!
末恐ろしい現象が起きています。
あなたは正しいリズムで正しく文字が書けていますか!
—————- 甲骨文字 ————–
![2014-10-30](http://nakamotohakusyu.com/wp-content/uploads/2014/10/2014-10-30.jpg)
骨・甲羅などの裏側に刻まれた文字で、文字の起源です。 殷の卜占では、これらの骨・甲羅などの裏側に小さな穴を穿ち、熱した金属棒(青銅製であったといわれている)を穴に差し込む。しばらくすると表側に卜形のひび割れが生じる。事前に占うことを刻んでおき、割れ目の形で占い、判断を甲骨に刻みつけ、爾後占いの対象について実際に起きた結果が追記された。その際に使われた文字が甲骨文である。
————— 篆書体 —————
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—————– 隷書体 ——————-
⇓
草書体から美と実用を兼ね備えごらんの様に文字は軽い右上がり
書くのが、自然で美しいのです。
————— 草書体 —————–
![2014-10-30-5](http://nakamotohakusyu.com/wp-content/uploads/2014/10/2014-10-30-5.jpg)
草書体から文字の表現が右上がりのリズムに変わりました、右手で速記すると、自然と軽い右上がりになります。 この時代は楷書はまだありません。その後、行書、楷書と文字が生まれてきます。 草書が書けても楷書はわからず読めない、書けない人達いた 時代があったのです。
—————- 行書体 ——————-
![2014-10-30-6](http://nakamotohakusyu.com/wp-content/uploads/2014/10/2014-10-30-6.jpg)
——————- 楷書体 ——————-
![2014-10-30-7](http://nakamotohakusyu.com/wp-content/uploads/2014/10/2014-10-30-7.jpg)
—————— 明朝体 ——————–
文字は貴女のボデイランゲージです。
心理学名誉教授「メラビアン」の法則によると
相手への伝達に占める割合は言葉が7 %、声のトーンは38 %、ボディーランゲージは55 %と言われてます。
貴方の文字もボディーランゲージとして相手に大切な印象として
伝達されています。
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