北魏「六朝楷書」作品の紹介と解説
2015年03月22日
[未分類]
白洲会の皆様に、月刊競書雑誌『不二』の楷書課題が、「六朝楷書」がテーマになっていますので
「六朝楷書」とはどのような書風を云うのか、「六朝楷書」を代表する 本物の作品を
ここに紹介します。
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高 貞 碑
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高貞碑(こうていひ)など 北方の書は雄健素朴、代表作に高貞碑(こうていひ)をはじめ、
石門銘. 鄭道昭の諸碑、張猛龍碑などがある。
高貞碑(523)や張猛龍碑(522)は 直線的な鋭い方筆に対し、
鄭道昭の書は一般的に曲線的であることから 円筆の代表といわれています。
高貞碑の概説
高貞碑は清の嘉慶11年(1808年)に山東省徳県から出土。
先帝・宣武帝の皇后の弟・高貞の26歳の死に臨み建立。
篆額は陽文で「魏故営州刺史懿侯高君之碑」と刻されている。
北魏後期の書は方筆系と円筆系に大別され るが高貞碑は方筆系に属している。
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鄭 道 昭
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北魏の書人。山東省の四山に多くの魔崖書を残し
そのスケールの悠大さは、中国書道史においても
希有であり。鄭羲下碑は清代の包世臣によって絶賛され
六朝書を代表する名作。
その書風は独特の角ばった「六朝楷書」の「方筆」ではなく、
角を丸めて全体を柔らかく書く「円筆」の手法が入った書風は
やや南朝寄りとも思える独特の表情をかもし出している。
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河南省・洛陽南郊伊水両岸の龍門石窟の造像記
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