中本白洲の作品紹介 一気に友人から依頼され揮毫しました。
2014年10月13日
[毛筆の書き方]

風月同天:は鑑真和上が日本に行く決心をした、奈良朝の長屋王(ながやのおおきみ)が遣唐使の留学僧に持たせた招請文(しょうせいじょう:招待状) の中にある表現です。 「(山川異域) 風月同天 」 風月同天 をいろいろと表現をしてみました!. 注釈:国や地域により山川の景色は異なるけれど、 同じ天を頂く人間の住むところであれば 風や月に変わりは無い 鑑真大和尚(かんじんだいわじょう) 688~763年 唐の揚州に生まれ、14歳で出家し、 洛陽・長安で修行を積み、 713年に故郷の 大雲寺に戻り、江南第一の大師と称 されました。 天宝元年(742)、第9次遣唐使船で唐を 訪れていた留学僧・栄叡(ようえい)、 普照(ふしょう)から、朝廷の 「伝戒の師」としての招請を受け、 渡日を決意。その後の12年間に5回の 渡航を試みて失敗、次第に視力を 失うこととなりましたが、 天平勝宝5年(753) 6回目にして遂に日本の地を踏まれました。 以後、76歳までの10年間のうち 5年を東大寺で、残りの5年を 唐招提寺で過ごされ、 天皇を始めとする 多くの人々に授戒をされました。


鳴鳳在樹 白駒食場 千字文の一節です。 めいほう ざいじゅ はっく しょくじょう 鳳(おおとり)は自分のとまるにふさわしい樹にやってきて鳴くのであるし、 白い馬は食むべき場に来て草を食む。 活動すべき場があれば、人材は自然に集まってくる。 (名君の治める国にはふさわしい人がそろうのである




【大道無門】(たいどうむもん) 仏教の 道、真理に至る道という道には、門がない。どこからでも世界に入れるという、そういう世界のことを「大道無門」という言葉で表している。 仏教の 道、真理に至る道という道には、門がない。どこからでも世界に入れるという、そういう世界のことを「大道無門」という真理の道は、それを求める気持ちさえあれば 既にアナタは、そこ(大道)にいます。 かしこまって、門から入らなくてもアナタが求めた、その瞬間に 門をくぐったようなものです。 すぐに歩き始めなさい。という禅語が「大道無門」です。
良寛和尚が、村の子供の凧に書いた文字です。 「天上大風(てんじょうたいふう)」 良寛和尚が、村の子供の凧に書いた文字です
意味の解釈はいろいろ言われますが、「地上には風がふいていないように思えても、
天の上には大きな風(=御仏の慈悲)がいつもふいている、見守っていてれる」という解釈が多いようです。

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