中本白洲の作品紹介 一気に友人から依頼され揮毫しました。
2014年10月13日
[毛筆の書き方]
![IMG_1577](http://nakamotohakusyu.com/wp-content/uploads/2014/10/IMG_1577-768x1024.jpg)
風月同天:は鑑真和上が日本に行く決心をした、奈良朝の長屋王(ながやのおおきみ)が遣唐使の留学僧に持たせた招請文(しょうせいじょう:招待状) の中にある表現です。 「(山川異域) 風月同天 」 風月同天 をいろいろと表現をしてみました!. 注釈:国や地域により山川の景色は異なるけれど、 同じ天を頂く人間の住むところであれば 風や月に変わりは無い 鑑真大和尚(かんじんだいわじょう) 688~763年 唐の揚州に生まれ、14歳で出家し、 洛陽・長安で修行を積み、 713年に故郷の 大雲寺に戻り、江南第一の大師と称 されました。 天宝元年(742)、第9次遣唐使船で唐を 訪れていた留学僧・栄叡(ようえい)、 普照(ふしょう)から、朝廷の 「伝戒の師」としての招請を受け、 渡日を決意。その後の12年間に5回の 渡航を試みて失敗、次第に視力を 失うこととなりましたが、 天平勝宝5年(753) 6回目にして遂に日本の地を踏まれました。 以後、76歳までの10年間のうち 5年を東大寺で、残りの5年を 唐招提寺で過ごされ、 天皇を始めとする 多くの人々に授戒をされました。
![IMG_1573](http://nakamotohakusyu.com/wp-content/uploads/2014/10/IMG_1573-768x1024.jpg)
![IMG_1566](http://nakamotohakusyu.com/wp-content/uploads/2014/10/IMG_1566-768x1024.jpg)
鳴鳳在樹 白駒食場 千字文の一節です。 めいほう ざいじゅ はっく しょくじょう 鳳(おおとり)は自分のとまるにふさわしい樹にやってきて鳴くのであるし、 白い馬は食むべき場に来て草を食む。 活動すべき場があれば、人材は自然に集まってくる。 (名君の治める国にはふさわしい人がそろうのである
![19-50](http://nakamotohakusyu.com/wp-content/uploads/2014/08/19-50.jpg)
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![IMG_1555](http://nakamotohakusyu.com/wp-content/uploads/2014/10/IMG_1555-768x1024.jpg)
【大道無門】(たいどうむもん) 仏教の 道、真理に至る道という道には、門がない。どこからでも世界に入れるという、そういう世界のことを「大道無門」という言葉で表している。 仏教の 道、真理に至る道という道には、門がない。どこからでも世界に入れるという、そういう世界のことを「大道無門」という真理の道は、それを求める気持ちさえあれば 既にアナタは、そこ(大道)にいます。 かしこまって、門から入らなくてもアナタが求めた、その瞬間に 門をくぐったようなものです。 すぐに歩き始めなさい。という禅語が「大道無門」です。
良寛和尚が、村の子供の凧に書いた文字です。 「天上大風(てんじょうたいふう)」 良寛和尚が、村の子供の凧に書いた文字です
意味の解釈はいろいろ言われますが、「地上には風がふいていないように思えても、
天の上には大きな風(=御仏の慈悲)がいつもふいている、見守っていてれる」という解釈が多いようです。
![19-50](http://nakamotohakusyu.com/wp-content/uploads/2014/08/19-50.jpg)
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